天保異聞妖奇士 #14

吉原話。
この時代の吉原の有り様に関してアトルや狂斎の口を通して語られた。狂斎は肯定的な意見だが、まあこういうのは必要悪であって、面と向かって正しいとは云い難いもんだよな。遊女を捕らえて吉原の店に入札させる場面なんてまあもろに人身売買な訳だしさ。
小笠原は鳥居の留守を狙って鳥居配下の面々を取り調べようとするも、アトルと雪輪のことを持ち出されてかわされる。これでますます鳥居組と蛮社改所の因縁は深まりそうだ。
一方、相変わらず吉原に入り浸っている狂斎と、江戸元、アビ。遊女の殺人事件に遭遇。腰から背中がパックリ割れたような奇妙な殺され方ってかまんま蝶がさなぎから孵化したときの状態って言いたいわけね(;´Д`) 火付け盗賊改の人と一悶着してる間に再び殺人事件発生。蝶に変身した遊女がマジぐろいけどあの後本体は出て行ってしまったのかな。
火盗改の人は、遊女と良い仲になっていたが、立場が拙くなると見捨てていた、そのことを遊女(清花?)は相当怨んでる模様。そのうなじにはこれまで殺されていた女と同じ蝶の刺青がってところで引き。
狂斎も川で生首を拾った時に異界を垣間見ていたようだ。アトルと良い雰囲気になっている。狂斎も変態で好色だが、ユキアツみたいな不良中年よりはましかもしれん。