PERSONA - trinity soul - #26

大団円。
諒はペルソナに絶望したのか。確かに結果的に映子を殺したのは自分のペルソナだったし、そもそもそんなものが無ければこんな事態になってなかったという想いはずっとあったんだろうなあ。
慎のペルソナの強さの秘密も明かされた。あれはペルソナが強いというか、持ってる剣が両親の贖罪の想いが篭ったもので、人をペルソナから解放するためのものだったということのようだ。
アヤネは依り代を媒介にくじら(=ペルソナが生まれ還る無意識の集合体?)に溶けるのが目的。くじらは複合ペルソナを嫌がり、諒はくじらを鎮めるのが目的だったということでいいんだろうか。諒は慎に道を譲ってしまったし、その辺はっきりしなかったけどな。
最後は慎が頑張ってアヤネと一緒に溶けようとしていた洵を救出、諒も最後は慎に協力してくれたのかな。諒は死亡(?)、結祈も逝ってしまった様である意味寂しい結末となった。
最終回に来てやっと拓郎とめぐみのペルソナの見せ場があったのにはちょっと笑ったなw叶鳴のペルソナも二人を救い慎を復活させる役割で登場、良い使い方だった。
美麗な作画と、中の人の秀逸な演技(特に沢城みゆき)で雰囲気のある非常に独特な世界観の構築に成功していた。話の方もミステリアスで中々底が見えて来ない、明かし方もセンスがあって楽しめた作品だった。ただ、登場人物の想いや設定が複雑に絡み合い過ぎているのと、多分に幻想的なというか抽象的なというか精神世界的な色合が濃く、物語の細部までしっかり把握するのが困難(多分何回も見直さないと無理そうだ俺には)、最終話でもスッキリとは行かなかったかな。後、ペルソナも綺麗で恰好いいんだけど、画面がごちゃごちゃして何が起こってるのか把握し辛いのが難点だったなあ。
もう一回最初から見返したい作品ではある。DVD・・・どうしようかな迷うな。