地獄少女二籠 #21

骨女の過去話。
それとは別に通常の依頼の方も進行して行くが、依頼者に憑いていた霊の存在で二つの話が繋がっていくという中々練られた構成。
遊び好きの若旦那の借金の肩代わりに女郎屋に売られるつゆこと骨女。女郎屋で面倒を見て上げていた子きよに裏切られて死に、妖怪になった後あいに拾われて今に至るようだ。
やっと着いたなじみの客ってことで裏切ったきよの方はといえば、子供が出来たとたん捨てられて、それ以来同じような境遇の女に憑いては追体験を繰り返していたようだ。
骨女が許したことで少しは救われたんだろうな。憑かれていた今回の依頼者の方も、世を儚むことはやめて子供を育てることにしたようだし、いつになく後味が良い話だった。もう十分救われたと、骨女が言ってたが、前期最後であいが私怨を果たしたように、今期は地獄組の面々の果たせなかった想いを遂げさせるというのがサブテーマとしてあるのかね?