おとぎ銃士赤ずきん #33

グレ子仲間に。
囚われのグレ子を処分しようと迫ってくるヘンゼル。
"目を覚まして"
でヘンゼルの脳裏にフラッシュバックする幼グレ子の姿。んな簡単に揺さぶられるくらいなら解決は早そうダナ。まあ、幼グレ子が可愛かったので良し。そのまま草太の胸に飛び込んで泣きじゃくるのには、りんごや白雪じゃなくとも、"なんじゃそりゃ!?"と思わずにはいられなかったがwww
"草太には不思議な力がある"
とはいばらの言葉だが、まあ草太に関してはもう黄金の精神認定済だし主人公ぱぅぁ発揮しまくってくれて問題ないんだが、それも今回の後半のような展開が無いこと前提だ。
赤ずきんがいつものように素直にグレ子を受け容れるも、りんご、ハーメル、ヴァルは否定的。
折り悪く、トゥルーデの魔力で街は迷宮と化し、同じところをぐるぐる回り続ける羽目に。案内役のグレ子に対する疑惑が増す。一人で何とかしようとするグレ子だが、唐突に現れたサルタン(生きてた(・∀・))にパーティ内の亀裂を突かれ、のっぴきならない状態に。草太と二人パーティを離れ、剣を構えたまま言葉を奪われ身動きできない。そこに現れる赤ずきん達、サルタンにけしかけられてグレ子と対峙する訳だが、・・・つか草太お前は何でそこで事情説明しないんだ(;´Д`) 魔法掛けられた訳でもないしお前が事情を話せばそれで済む話じゃん。。。
言葉を奪われても必死で紡ぐ合言葉は"じゅ〜すぃ〜"で赤ずきんは納得。サルタンが、ヘンゼルと同じように操られていることを理解する。
ラストはグレ子の結界防御魔法でトゥルーデの石化光線を防ぎ、赤ずきんと合体技発動でトゥルーデを撃退。
仲間になる→反対する人もいるし、グレ子自身の不器用さもあって中々打ち解けられない→やはりスパイではと疑惑が高まる→疑惑を解消しようと一人で頑張る→敵の陥穽で疑惑が真実だったと誤解される展開に→仲間のしるし!→一転疑惑解消真の仲間に、という展開を無理やり一話に詰め込んだ話だった。この作品の悪いところはこういうところだ。何話か掛けて進めるべきところが一話に詰まってるせいでなんともちぐはぐで感情移入がし難い。草太が突然失語症になったのかってな辻褄の合ってなさが印象の悪さに拍車を掛けてる。グレ子が言葉を失った口で必死にじゅぅ〜すぃ〜してるのに気づいて受け容れた赤ずきんと、それで涙を零すグレ子のシーンなんて、無難にそのシーンに辿り着いてさえいれば最高に泣けるのになぁ、勿体無い。
トゥルーデの正体は草太の母親か?どうもファンダベーレの人間ではなさそうな感じで次回へ。今回揺さぶられたヘンゼルがこのまま勢いで仲間になるのかね。どういう結末になるにせよ、ヘンゼルには妹のために命を張るところを見せて欲しいな。そのための設定なんだろうし、それさえあればこれまでの非道は帳消しで涙も流れようってもんだ。