レ・ミゼラブル 少女コゼット #6

ファンテイーヌ追放。
マドレーヌの眼も、末端までは届かないと言うか、現場の人間にはその慈悲と寛容の心が伝わってないんだよな。工場を体裁として成り立たせることもそりゃ大事だけど、目的がなんだったのかってことが抜け落ちてしまうと事態はあさっての方向に。ゼフィーヌみたいな人間はどこにでもいる心の貧しい人間だと思うけど、監督する立場の婆さんまでそれじゃ救いがない。マドレーヌの周りの人間にしても、ただ面会を謝絶することがマドレーヌのためになると思ってるのがもう頭悪いってか、人を思いやる心を持ちましょうってな訓戒かねえ。マドレーヌくらい裕福じゃないと他人を思いやる余裕がないってな描かれ方は、そうかもしれないと思いつつもどこか反発を感じるなw
そんなこんなで工場を追い出されるファンティーヌだが、給金の安い針子の仕事を得た。夜遅くまで働いてるから、過労でこのまま病気になるって線で行くのかな?同僚の御婆さんに慰められつつ、コゼットの誕生日に贈り物をする。
一方コゼットパートは悲しいほどにメリハリがない。どうせこの辺はオリジナルなんだからちょっとしたイベント入れて盛り上げた方がいいんじゃないかねえ。誕生日の贈り物をおかみさんが取り上げ、エポニーヌに渡し、コゼット宛の贈り物であることがばれてエポニーヌが凹み、ガブローシュとシュシュの活躍で贈り物を取り返すと言う筋。いつもの、おかみさん虐待→エポニーヌ加勢→エポニーヌ馬鹿を見るコンボだ。
母親のカードをちゃんと読めるようになってるところがコゼット賢い可愛いよとは思ったが。