地獄少女二籠 #17

夫の暴力に耐えかね、地獄流しにしたあとの物語。
大抵依頼者にも後味の悪い結果になるのが本作の特徴だが、その後の展開を追う話は珍しい。
夫の母親は、息子が突然消えたので、嫁が殺したものだと思い込んでいる。孫にそのことを吹き込み、嫁から引き離してやろうと思っている。
夫を失った家計を支えるために働き詰めで娘のことを構ってやれない母@岩男潤子。娘@間宮くるみは、父親の虐待を覚えておらず、留守勝ちな母親とはすれ違い、祖母と暮らそうと思っている。
そこに、刀の付喪神である一目漣の過去を絡め、彼の、依頼者の母親への入れ込み様を語る話だった。前回は、骨女が入れ込む話だったが、二期はこのパターンが多いな。私情を挟むなとは輪入道の言葉だが、今更感がちょっとあるな。
ラストは娘を地獄送りにはさせまいと、母親が自ら身を投げると言う最悪の結末。一目漣にとっても辛い終わり方になった。前回といい今回といい、地獄組が入れ込む話でも容赦ねえなホントw