がくえんゆーとぴあ まなびストレート! #4

芽生話。偉くプッシュされるなあ衛藤芽生、実は主人公こいつなんじゃね?まあ良い話だったけど。
小学校時代、学級委員長を押し付けられ、トラウマになるほどの嫌な思い出になった芽生。人望のないリーダーほど辛いものはないな。特にこういう権限がはっきりせず、従わせるだけの権威がない役職はきつい。別に小学校に限らず、社会に出たってそんなのいくらでもあるが、はっきりしてるのは一人でもやり切れるだけの覚悟と度量がないやつは潰れるってことだな。
学園祭の方は、まだコンセプト作りの段階。つまりは進んでないってことだと思うんだがいつものように危機感はないw学美、貧乏ゆすりはやめなさいって・・・将来何の罪もない隣の人が、揺れるPCのディスプレイを固定する方法を泣きながら考える羽目になりますよ・・・・・・それはさておき、AD○○じっとしていると良い考えが浮かばないと走り回って学美が出した案は皆にアイデアを出して貰う。うわあ(;´Д`) まあ一応策を講じないと意見が出ないということは判ってるようで、芽生の発案でPVを作ることに。CGでガーとかギューとかそんな感じで作っていると自然に芽生の作業の比重が上がり、学美の言葉から小学校時代の思い出がフラッシュバックし、トラウマを刺激された芽生がプロモ作りを放棄、引きこもりに。ラーメン屋でのトラウマシーンの演出は嵌っていて面白かった。ただ芽生が、精神に受けたダメージを回復できていないところがちょい痛々しく感じてしまった、学美や光香の異常なまでの幼稚性と方向性が同じだ。この学園は危うい。
でも、何故芽生が高校に進学することを選んだのか、ということを解き明かす後半の展開は良かった。防衛機制と言ってしまえばそうかもしれないけど、"友達になりたい"という学美の素直な受容に、芽生の心の傷が癒えていく様には素直に落涙。それを監視カメラで盗み見ることで得てしまったのは、本来手に入れるために超えなければ行けない様々な障害を、卑劣な手段で無効化したようで残念ではあるけど。
学美たちが自分を体よく利用しようとしている訳ではないことを理解した芽生が、小人さんよろしくリモートでプロモ作りを支援。なんとか完成したものをお披露目中に画面がフリーズ。そこで颯爽と登場した芽生が危機を救い、晴れて生徒会メンバーに。
それにしてもUNIXの魂は死なずですかそうですか・・・いやまあ未来だから子孫なんだろうけども。
プロモを作る学美たちのドラマはそれでいいんだけど、聖桜の他の生徒にとってはどうなんだろうねえ。プロモ徹夜で作りましたって言われても、へぇと言うしかなく、その出来で判断するしかないんだけど、横でガッツポーズなんかされた日にゃ白けることこの上ないよねえ。個人的には一番嫌いなノリで、いつの間にか姿を消していた桃葉と同じ様な対応を取るのが常だったからな。まあそんなどうしようもない人間だからこそ、逆に真っ直ぐな方が心に響く訳で、このアニメはそういう意味で良いね。そういう方向で期待できると思ってなかったから嬉しい誤算だ。今期一番の涙腺アニメになってくれることを期待。