あさっての方向。 #11

解決へ向けて動き出す話。
遂にテツに自分がからだであることを告げる。恐らくは本人達しか知らない事実を突きつけても信じないテツ。
ヒロ兄は、大人だからロジカルには理解しても、臆病だから、卑怯だから信じなかった。テツは子供だから、混乱してしまうから、強いから、見つけ出すと信じているから信じない。同じようでやはり違うんだなあと勝手に解釈。でもテツも受け容れ難くても、どこかやはり信じてるよね。琴美が二人の間を繋ぐ役割を担うか。
ヒロ兄も、遂に自分の弱さ狡さを認めて前へ進む決意をした模様。椒子さんも、実は子供に戻ることを、心のどこかで望んでいたということを意識する。結局ナンダカンダ言って椒子さんが一番出来た人間だったね、一話を見た感じでは余裕のなさ過ぎる大人に見えたけど。
テツが動いたことでからだの心的にも良い方向に向かったかな。テツに嫌われたといって救いの手を求めるからだ、助けを求められたら動くのが大人、子供は子供として、大人は大人として、あるべき姿に戻ろうとしているように見える。まだ来週次第だけど、ここに来てようやく着陸地点が見えた気がするよ。随分と文字通りあさっての方向に突き進んだけど、その分上手く着陸させれば伝わるものも大きそうだ。
ずっとこの作品を高く評価して来た人はこの辺りが見えていたんだろうか。