夏目友人帳 #3

心を通じ合うということにかけて、人間も妖怪も一緒か。良いスタンスだね、ちょっと妖怪寄りなのもまた良し。今回は夏目の孤独、に関して迫る話だった。それを見かねて妖怪が人に化けて声をかけてくれた、という夏目少年の回想が所々に挟まり、その時幼かったこともあり拒絶してしまった経験を思い返しながら、同じ様に疎外感を感じつつ、夏目に中々声をかけられないでいる田沼に夏目が手を差し伸べる、という穏やかで繊細な良い話だった。男同士の友情にしてはちょっと繊細すぎるのはまあご愛嬌。二人組みの陽気な妖怪や、ニャンコ先生がまた良い味を出してて、今回も満足。