マリア様がみてる キラキラまわる

マリア様がみてる 30 キラキラまわる (コバルト文庫)

マリア様がみてる 30 キラキラまわる (コバルト文庫)

遅ればせながら読了。
卒業前の最後の現薔薇姉妹ラブラブ話といったところかな。ここのところずっと瞳子話が続いたせいか、今回は瞳子の出番は実にあっさり目。しかも可南子は完全なおまけだよなあ、出てきた割には殆ど何にもしてないというか、瞳子のサポート役だよ、もう解放してやって!という気がしないでもない。今回は笙子のキャラ付けが際立っていて実に新鮮だった。なんというか、割かし大人し目の繊細な子かと思ってたら、なんというか結構猪突猛進というか、どこか抜けてるけど頑張り屋というか、すげえ天真爛漫で姉ラブな感じでビックリだよwww乃梨子も今一性格が掴み辛い娘だなと今回改めて思った、妙に感受性が強かったり割と大雑把だったり、まあ輪をかけて掴み辛いのが志摩子だからいいカップルなんだろうとは思うんだけど。各組とも何やかやあって沈滞したところから、変わったシャッフルをきっかけにムードを変えていったり、白薔薇は相変わらず自己解決、二人の世界といったところだったり、最終的にはメデタシメデタシと、なんとなくうまくまとまった感あり。ただ、やっぱ今回は蔦子・笙子がメインに見えたかなあ。ザッピング話だと個々のエピソード自体は消化不良になることが多いんだよね。祐麒はひたすら可愛そうだったし、祥子・祐巳の話なんてほんの僅かだったしなあ。