もっけ #9

オカルトにのめり込み過ぎた桑島声の女の子と静流の交流を描いた回。このくらいの年齢の娘にありがちな典型的なオカルト娘とはまた一線を画した描き方で、その様を称してエンエンラ、という中々味わい深い話となっていました。妖怪、という訳でもないんだよね、人間の精神の在り方を、怪物のように表現するというのは面白い。たいてい視野狭窄に陥っている人間というのは、周りにそれを押し付け、同調しない人間に苛立つもんですが、そういうのもなかったし、静流の言葉に霧が晴れる、という展開も良かった。視点を変えてみるのも大事、ただ、まあ静流の真意と言うのは別のところにある訳で、そういう意味じゃ静流がもやもやしてもおかしくない、紙一重なんだよねー