D.Gray-man #15

(;´Д`)
宿主を守るために熱風と吹雪で人を寄せ付けないようにしたイノセンスの話と、死んだ息子を生き返らせようとする父親とその娘の話を、結局最後まで上手く絡ませることが出来ず、どちらも消化できなかった。
"死んだ人のことを追いかけるのではなく、生きている人のことを考えてあげてください"
って全く話の流れと関係なくそんなこと言って解決するんなら、出会った瞬間に言ってヤレヨ・・・
娘は自分が、火の中に飛び込んで弟を助けようとした父親を止めたせいで父親が苦しんでいると思い込んでついて来ている。父親はそんな娘の本心に気づくことなくただ息子を生き返らせることに拘っている。
そこまでお膳立てが出来てれば後は、イノセンスが近づくもの誰彼構わず攻撃すること絡めて親子の絆を取り戻す王道展開に持ってくだけでいいじゃん。素人でも考えつくっしょそんなん。
大体イノセンスにしたって、美しい木に宿って、その木を守るために活動してる訳だから、斬るだの斬らないだの葛藤した挙句に神田の非情さを見せるとか色々べたなやり口はあっただろうに、"お、あった。ンじゃ頂き!"ってなノリでスパーンと切り倒して終わりなんて投げっ放し過ぎて呆れるしかない。千年公と悪魔絡めて、ちょっと悲しいんだけど救いもあったりするような展開にもできた訳だしさ。
吉田玲子脚本らしく心理描写が丁寧で、親娘の心情はよく伝わってきたんだけど、解決へのもって行き方が外し過ぎていた。心に響いてうるっと来ちゃうのが多いって印象あったんだけどなあ。イノセンスとかDグレのキャラを上手く使いこなせてない感じがする。悪魔側のキャストも持て余してた印象しかない。全然必要なかったし。