ちょこッとSister #20

ドサクサに紛れて逃走した違法ペットとちょこが一時触れ合う話。
この話は、都合が良い時だけ可愛がり、都合が悪くなると邪険にする、いつも割を食うのは動物、という捕らえ方で良いだろうか?
それとも、ちょこには何も責任はなく、人間のエゴに翻弄されて都会で迷子になった動物が一時でも食料に与り、その死を悼んでくれるものがいた、という視点で捉えて欲しかったのだろうか?
個人的には、そもそもペットを飼うということに余り良い感情を持っていないので、前者寄りの視点で頭から眺めていたが、かといって、それでちょこにお前が悪いんじゃ的なツッコミを入れたいかというとそうでもない。
所詮、ちょこは飼い主の責任とか何も判っていない訳だし、そもそも人間とも余り思えない存在だから。(今回泣くシーンの演出で特にそう思った。)
そういう意味で結局この話は何を言いたかったのかと、この感想の冒頭に戻ってしまうわけだ。
基本的にここまでのちょこSisで、何かを考えながら見なければならない話なんてなかったと思うので、あんまり考えても仕方のないことかもしれない。
クロの死を自分の責任と受け止めているちょこの姿からは、純粋な優しさと、全ての事象が自分に収束するという幼さを感じ取ればいいってことかナ。
どこまでもネガティブに解釈すると、ちょことクロの関係を、はるまとちょこの関係に当て嵌めて深読みしたくなってくる。
#16の感想で少し触れたが、このまま大家さんとくっつくことになるとちょこが邪魔者になるわけだが、今後もしそうなった場合は、今回のことを思い起こさせるような展開になるんだろうかとか。